先日、the World Federation Chiropractic Research Council (WFCRC) が
「レントゲン撮影が、効率的な治療の為に臨床上定期的に必須であると推奨する様なカイロプラクティックの診療ガイドラインは無い。
患者の安全性を高める為に、画像分析を患者に推奨する上での十分な根拠を理解していない。」
というクレーム(参照:
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/1559325818809584)を公に入れたが、逆に必要であるとして意見を却下された。
何故カイロプラクティックにとっても画像分析が大切なのか?
以下に自身の意見を述べたいと想う。
まずクライアントへの安全性の確保という上で考えれば、画像分析は必須と言っていい。
特に椎骨に対するアプローチをするカイロプラクターにとって
クライアントが安全に施術を受けられる状態か否かの判断に、画像分析は欠かせないだろう。
レントゲンなどで身体の内部(特に背骨の構造)を知ることは
1. クライアントが安全に施術を受けられる状態かどうかの判断材料
2. 他の医療機関への紹介が必要かどうかの判断
3. 背骨の構造把握
4. 正確な椎骨変位の特定
5. クライアント一人一人に合った施術方法の決定
6. 施術精度の向上
7. 科学的かつ客観的なサブラクセーションエビデンスの提示
頸椎領域だけでも
後頭骨環椎癒合(引用元:https://goo.gl/images/pxv2iS)
頭蓋底陥入症(引用元:https://goo.gl/images/PVri7Y)
他にも歯突起の無形成症や癒合椎
リウマチによる環椎横靭帯の弛緩レベルや椎骨の退行変性レベル
骨折や靭帯損傷
などと言われる状態を実際に目で確認するには
画像分析をする必要があるだろう。
もしカイロプラクターが画像分析をしないで施術すれば、上記の例のようなクライアントに対して未然に防げるはずの施術事故などを起こす危険性を十分にはらんでいると言える。
ある男性が車の事故で救急治療室に運ばれたが、軽度な外傷だった為レントゲン撮影する事無く治療が行われた。
その数日後、男性はかかりつけのカイロプラクターのオフィスを訪れた。そのカイロプラクターはレントゲンを撮って背骨の状態を確認した。
そこでハングマン骨折(軸椎関節突起間骨折)が見つかり、クライアントは直ちに病院へ搬送され手術することになった。
ハングマン骨折(引用元:https://goo.gl/images/fafdgX)
この男性は骨折後も治療すること無く数日過ごしていた。自覚症状なども軽度だったからだという。
彼が最終的に手術を受けるまでの数日間、
重篤な状況に陥る事無く朝を迎えられたこと自体が
奇跡だと言われる程の骨折だったそうだ。
クライアントの状態が軽度だからレントゲン撮影しなくても大丈夫・・・
それ本当に大丈夫か???
カイロプラクティックの画像分析
大事だね。
「身体の内部で何が起きているのか?どうなっているのか?実際に画像で確認しない限り、貴方の判断は予測でしかありません。」
Laura Orndorff D.C.
「レントゲン撮影が、効率的な治療の為に臨床上定期的に必須であると推奨する様なカイロプラクティックの診療ガイドラインは無い。
患者の安全性を高める為に、画像分析を患者に推奨する上での十分な根拠を理解していない。」
というクレーム(参照:
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/1559325818809584)を公に入れたが、逆に必要であるとして意見を却下された。
何故カイロプラクティックにとっても画像分析が大切なのか?
以下に自身の意見を述べたいと想う。
まずクライアントへの安全性の確保という上で考えれば、画像分析は必須と言っていい。
特に椎骨に対するアプローチをするカイロプラクターにとって
クライアントが安全に施術を受けられる状態か否かの判断に、画像分析は欠かせないだろう。
レントゲンなどで身体の内部(特に背骨の構造)を知ることは
1. クライアントが安全に施術を受けられる状態かどうかの判断材料
2. 他の医療機関への紹介が必要かどうかの判断
3. 背骨の構造把握
4. 正確な椎骨変位の特定
5. クライアント一人一人に合った施術方法の決定
6. 施術精度の向上
7. 科学的かつ客観的なサブラクセーションエビデンスの提示
頸椎領域だけでも
後頭骨環椎癒合(引用元:https://goo.gl/images/pxv2iS)
頭蓋底陥入症(引用元:https://goo.gl/images/PVri7Y)
他にも歯突起の無形成症や癒合椎
リウマチによる環椎横靭帯の弛緩レベルや椎骨の退行変性レベル
骨折や靭帯損傷
などと言われる状態を実際に目で確認するには
画像分析をする必要があるだろう。
もしカイロプラクターが画像分析をしないで施術すれば、上記の例のようなクライアントに対して未然に防げるはずの施術事故などを起こす危険性を十分にはらんでいると言える。
ある男性が車の事故で救急治療室に運ばれたが、軽度な外傷だった為レントゲン撮影する事無く治療が行われた。
その数日後、男性はかかりつけのカイロプラクターのオフィスを訪れた。そのカイロプラクターはレントゲンを撮って背骨の状態を確認した。
そこでハングマン骨折(軸椎関節突起間骨折)が見つかり、クライアントは直ちに病院へ搬送され手術することになった。
ハングマン骨折(引用元:https://goo.gl/images/fafdgX)
この男性は骨折後も治療すること無く数日過ごしていた。自覚症状なども軽度だったからだという。
彼が最終的に手術を受けるまでの数日間、
重篤な状況に陥る事無く朝を迎えられたこと自体が
奇跡だと言われる程の骨折だったそうだ。
クライアントの状態が軽度だからレントゲン撮影しなくても大丈夫・・・
それ本当に大丈夫か???
カイロプラクティックの画像分析
大事だね。
「身体の内部で何が起きているのか?どうなっているのか?実際に画像で確認しない限り、貴方の判断は予測でしかありません。」
Laura Orndorff D.C.