~ 一学期終了 ~

昨日一学期が終わった。

シャーマンカレッジに入った嬉しさに浮足立ち、医学の勉強に身が入らない。

そんな一学期を“何とか乗り越えた”が、早くもクラスを落とす者やドロップする者もいて、改めてDCプログラムにはプレカイロとは違う厳しさが在ると痛感した。


シャーマンカレッジでの一学期。

哲学と歴史、そしてターグルの講義の日は、愉しくて仕方なかった。


ここには結構な数の転校生が居る。

理由を聞くと、皆が口を揃えて言うのが


「ここにはカイロプラクティックが在るから。」


嬉しいじゃないか!!!笑


転校生たちは皆カイロプラクティックに熱い。じゃなければ、わざわざ転校して来ないだろう。

自分のクラスにも転校生が四人居る。

三人はライフカレッジから、一人はパーマーカレッジからだ。


先日の昼食時、そのうちの二人とカイロプラクティックのディベートになった。

一人は特定のテクニックに惚れ込んでいて、より健康的な生活とサブラクセーションへの“予防“と称し、クライアントが脊椎サブラクセーションの状態で無い場合も施術を行うことは大切だと考えていた。

もう一人は、DC(ドクターオブカイロプラクティック)は“ドクター“であり、脊椎サブラクセーションのチェックと必要であればそれを取り除くことだけで無く、クライアントの抱える苦しみや悩みを楽にするのも“ドクター”としての役割の内であるため、運動や食事指導は勿論、メンタルケアなども必要だと考えていた。


どの要素も、クライアントの健康に大切なことだと思う。


しかし問題は、何処までがカイロプラクティックがカバーする範囲なのか?ということ。


脊椎サブラクセーションの“予防“や食事指導、エクササイズ指導にメンタルケア。


これらはカイロプラクターの目的ではない

仮にそれらを提供するとして、職業としての“ゴール”は何処に在るのだろうか?

そこに職業としての“ケジメ”は在るのだろうか?


脊椎サブラクセーションの分析と、必要であればそれを取り除くサポートをすること。

カイロプラクターが提供するのはそれだけであり、他の職業と“被る”必要は無い。

身体的、精神的、社会的に健全で在る為の、あらゆる予防法や健康増進法は社会に溢れている。

カイロプラクターが絡む必要は無いだろう。


クライアントの人生に、カイロプラクティックとサブラクセーションフリーというアイデアを活かして貰うこと。


それがカイロプラクターだからこそ出来るサービスではないだろうか。


逆にカイロプラクティックだけにフォーカス出来ないのであれば、わざわざカイロプラクターに拘る必要も無いだろう。


各職業ごとに独自の哲学と目的を持っているのだから、自分に合う職業を探して、納得出来る道で生きて行けば良い。


そんな具合に彼らの考えに対しての自分の考えを話したが、彼らがどう感じたのかは正直分からない。

「このコンサバ野郎!」って感じだろうか?笑


いずれにしても素晴らしいディベートだった。


ただ学校で教わるだけなら、オンライン教育で十分。
学生は互いの考えや主張をぶつけ合って、カイロプラクティックに対する理解と意識を磨き合うことが大事だし、そこにカイロプラクティック大学の価値が在る。


こうして今もカイロプラクティックを語り合える場を遺してくれたDr. Thom Gelardiとシャーマンカレッジに、改めて感謝したい。












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Sherman Film 2











Sherman w Sakura 2


















"Teach your practice members the PRINCIPLES of how the body strives to maintain its own health, but don't prescribe specific life styles. Doing that denies practice members the opportunity to grow in their understanding and to participate in their own well being."

「貴方のプラクティスメンバーに、身体が自身の健康を維持する為、如何に努力しているかという原理原則を教えましょう。しかし限定的なライフスタイルは指示しないことです。そうすることにより、彼らが理解を深め、自身の健康に自らが関わって行くという機会を断つ事になります。」

 By Thom Gelardi D.C.




















~ ミッションを忘れない ~

先日、マスタートム(Dr. Thom Gelardi)が自分のカイロヒストリーのクラスにゲストスピーカーとして来て下さった。



「カイロプラクティックの定義を変更出来るのは、創始者であるD.D.パーマー唯一人です。そして彼は、カイロプラクティックは医療や病因学などでは無いと自身の書でハッキリと述べています。

D.D.パーマーは、創始者であるが故にカイロプラクティックを確立する過程で大いに迷いました。しかしカイロプラクティックとは、定義上脊椎サブラクセーションを正すというミッションしか無いのです。D.D.パーマーは~症候群を正すとか、~病を治すという言葉をカイロプラクティックの定義に一言も入れていません。


ヘルスケアとは治療行為です。カイロプラクティックの定義を考えた時に、私達は本当に“ヘルスケア”を提供する者でしょうか?

或いはプライマリー、セカンダリーケアなどの提供者でしょうか?

カイロプラクティックケアに対してランク付けする意味はあるのでしょうか?

貴方がカイロプラクターとして、神経伝達干渉のチェックの他に、食べ物やエクササイズの指導まで始めたらどうなるでしょうか?

このセロリはどうか?あのサプリメントは身体に良いのか?このストレッチはどうか?など、相手が聞いて来る事柄に、もはや終わりはありません。


ミッションが、その手段と立ち位置を決めるのです。」



マスタートムが話された言葉を聞いて想う。




カイロプラクターが特定の症状や病気の改善を目的としない。

カイロプラクターが慰安行為に走らない。

カイロプラクターがカイロプラクティックのミッションを理解し実践する。



これらは単純にカイロプラクターがカイロプラクティックをすることを意味しているが、


それだけで、どれだけカイロプラクティックケアの可能性は広がるだろうか?


それだけで、どれだけクライアントの人生の質に幅広く貢献出来るだろうか?



自分たち自身でカイロプラクティックの可能性に蓋をしては、


クライアントとカイロプラクター双方にとって本当に勿体無い。















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     カフェでの一枚。なんだか無理やりさせてる感が出てるな!笑











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Ana T
          "Chiropractic is specific or it is nothing."

















「カイロプラクティックの哲学、科学、芸術は時代と共に洗練・進歩して行くでしょう。

 しかしそのミッションは変わりません。」

 By Thomas A. Gelardi D.C.(シャーマンカレッジ創設者)












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ISOBE HIROFUMI

Author:ISOBE HIROFUMI
米国のストレートカイロプラクティック大学、シャーマンカレッジへ留学中。

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