~ Sherman大学という存在 ~

先日、急にアドバイザーのクリスティーから、

「やっぱり、ヒロを聴講生として受け入れる事は出来ない。」

と言われた。

今まで散々彼女に聴講生の件で確認して、準備を進めて来たので、その言葉を聞いた時は信じられなかった。

オンラインクラスや短大での夏学期もすでにキャンセルした。

これからShermanで受けるクラスの為の勉強をやって来た。


なのにこの結末。


その時は確かに彼女の今までの対応に怒りで一杯だったし、出来る事を兎に角やった。

結局結果は変わらなかった。

ただ失望感は不思議と無かったように思う。

ここに至るまでに、悩み切ったからだろう。

そのおかげで、自分が何故ここに居るのか(目的)をハッキリする事が出来たし、

立ち止まり、自分と向き合い、悔いの無い答えを出す事が出来た。

Shermanへのアプローチが聴講生からD.C.課程に戻ろうが、目的は変わらない。


Shermanでカイロプラクティックの本質を学ぶこと。


それは"Sherman イズム継承"を成し遂げること。


そこまでの道のりは長く険しくなったんだろうが、そんなのは問題にさせないくらい、自分に「Shermanに行きたい!」と想わせてくれるSherman大学という存在

自分にとってホントに掛け替えの無い場所であり、情熱の源泉でもある。

そういったことに確信を得られたという意味では、今回の機会に感謝している。

これからは、また短大でプレカイロのクラスを受けることになるけど、ヤル気は十二分だ。

プレカイロ、D.C.課程含め、約6年近くの長い道。

そこから得られるであろう、出逢いや経験、そして気づきは、自分の人生を想像出来ないくらい豊かに出来るチャンスだとも感じている。

まずは単位をしっかり取って、学費も稼いで、

一歩づつ一歩づつ、Sherman進学に向けてまた進んで行くだけだ。






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                 Sherman LOVE!!















「意志あるところに、道は拓ける。」

 By アブラハム・リンカーン(第16代アメリカ合衆国大統領)

~ それぞれの夏休み ~

今週からShermanは夏休みに入った。

当然学生たちは皆ハイテンション!

フロリダのビーチで挙式を挙げるんだと、嬉しそうに教えてくれたナザン。

日本人のフィアンセに逢いに、日本へ向ったジェリド。

ルームメイト達もそれぞれフロリダとカナダへバケーションに行ったので、自分は一時の一人暮らしを満喫中だ(笑)


あとは友達とサッカーをしたり、アメリカの伝統料理を食べに行ったり、Shermanの図書室に通ったりと地味に充実した休暇を過ごしている。

しかし何と言ってもShermanの図書室と博物館が、夏休み期間中も解放されているのはGoodだ。

図書室のカイロプラクティックコーナーでは掘り出し物が結構あるので、それを宝探しの様に探し回るのがこれまた愉しい。

特に、

Stephan A. Duff D.C.の"Chiropractic Clinical Research"

Deanne L. Johnson-Harrison B.S., M.S.で"Subluxation: An Electrical Phenomenon"

A. A. Wernsing D.C.の"The Atlas Specific"
などを見つけた時は、嬉しさのあまり一緒に探してくれた受付のおばちゃんとハイタッチしてしまった(笑)

そしてJohn Hartと一緒にカイロプラクティック史を巡る博物館見学も毎回発見があって非常に面白い。


今後も図書室と博物館通いをしつつ、ハイキングやキャンプ、夏休みのカイロ的自由研究にも取り組む予定なだけに、初めての夏休みを大いにエンジョイしようと思う。


※余談・・・

ここサウスカロライナには結構大きいカメも出る!そして、なんと蝉も居る!!

カメには二度遭遇。大きい奴で、甲羅の大きさは縦約25cm、横約20cmほど。嵐が過ぎ、一気に晴れた時に遭遇した。(雨でテンション上がって出て来るんだろうか?)

蝉は姿を確認出来ず。鳴き方は「ミ~~~~~~~~~~~~ンっ・・・」と一度で鳴き切る感じだった。日本の蝉のように鳴き声を区切らないのが特徴的。








「今望んでいるものを手にして、何の得があろうか。それは夢、瞬間の出来事、泡のように消えてしまう束の間の喜びでしかない。一週間嘆くとわかっていて、一分間の快楽を買う人がいようか。あるいはおもちゃと引き換えに、永遠の喜びを売る人はいようか。甘さを求めて、ブドウ一粒のために、ブドウの樹を倒してしまう人は、はたしているだろうか。」

 By シェイクスピア

~ 隻腕のターグラー ~

引き続きThom Gelardi邸での話し。

彼の持つレントゲンフィルムの中から、イネイトが魅せる神秘的な表現を収めたフィルムを観せて貰った。

脊椎サブラクセーションを取り除いたイネイトは、頸椎カーブを結果として逆転させた。



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           アジャストメント前






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   アジャストメントから2週間後。ドラマティック!!




フィルムに見入っていると、幼少時はLyle W. Sherman D.C.に、Lyle Shermanが引退後は35年近くもずっとThom Gelardiにスパインチェックを受けていると言うクライアントがThomの家を訪れた。

是非施術の流れを見学させて欲しいとお願いし、OKを貰った。

そこで初めてThom Gelardiのアジャストメントを拝見した。

御年80を超える身体でのニーチェストアッパーサービカル with B.J.Special!(マスター拘ってます!!)

彼の一閃はクライアントのパターンを見事クリアに導いた。

ハンドスピードの衰えを、ダイナミックなボディドロップでカバーしたターグルリコイルアジャストメント。


もはや感無量。


クライアントがレスト中、Thom Gelardiから素晴らしい話しを聴く事が出来た。

先天的に左腕の肘から下が無い、Sherman女学生の話し。

彼女の実践は何とワンハンド・ターグルリコイルだったという。

それはSherman大学設立初期。

当時彼女が道具を使ったテクニックを選べる環境にあったのかは分からないが、

彼女がSherman大学に在籍していたこと

そしてSherman大学がメインで教えていたテクニックはターグルリコイルだったこと

その環境が、その時代が、彼女を"隻腕のターグラー"に仕上げた。

Thomが言うには、彼女は右腕一本でも素晴らしいターグルの切れ味だったという。また彼女は、バイオリンをも奏でる多才な方でもあったようだ。

生憎時間が来てしまい、詳しく彼女の話しを聴く事は出来なかったけれど、今回のThom Gelardi邸への訪問は前回以上に熱い、最高の時間だった!







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      Thomas & Betty Gelardi D.C.と共にターグルハンドでポーズ!









「リーダーは、周囲の意見をきちんと聴いた上で、決断を下す。例えその決断が、周囲の不満を招くとしてもだ。リーダーは皆のご機嫌取りの為に居る訳じゃないからね。」

 By Thomas A. Gelardi D.C.(Father of Sherman College of ChiropracTIC)

~ スペシフィックミスアライメントとコレクション ~

マスター・トムの家に着き、常温の水にBetty Gelardiの創ってくれためちゃくちゃ美味いチーズマフィンをご馳走になりながら話しをした。

Green Book Vol.35"HISTORY IN THE MAKING"。B.J.Palmerはそこで、

「機械的、外傷性、または適応した結果として、上部頸椎以下に発生した"ミスアライメント"への"コレクション"が必要な場合もあり得る。」

とP49に記している。

カイロプラクティックが脊椎サブラクセーションのみをターゲットにしてしている以上、ミスアライメントではなく上部頸椎以下もサブラクセーション。アプローチの名称もコレクションでは無くアジャストメントで良かったのではないか?何でその表現に納まったのか?

Thom Gelardiの意見を是非聴きたかったので尋ねた。


「僕は1956年にパーマースクール オブ カイロプラクティックを卒業した。正にその本が出版された時期だ。BJはその当時も変わらず、上部頸椎領域にのみ脊椎サブラクセーションが発生すると言う考えは変わっていなかった。ただ多くの者(ミキサーや利権主義者たち)が彼に、"BJ、あなたのその強硬的な姿勢が、多くの優秀な人材を得る機会を奪っている。今後のカイロプラクティックの発展の為にも、ミスアライメントを正すのもOKだとした方が良い。"と告げた。結局BJはいわゆる政治的な理由で、"ミスアライメントのコレクション"として上部頸椎以下の部位へのアプローチを認めることとしたんだ。カイロプラクティック"発展"の為にね・・・」


「彼は当時年齢的な衰えもあったかもしれないが、ひどく疲れていたように感じた。それにとても多忙な方だった。僕が学生だった時、プライベートで彼と"1分間"だけでもいいから話しをさせて欲しいと頼んでも断られてしまったよ(笑)」



真相はわからないが、カイロプラクティック史に詳しいJohn HartもThom Gelardiと同意見だったので、とても興味深い意見を聴く事が出来た。


政治的圧力か・・・







"ALL Subluxations Are Misalignments, But Not ALL Misalignments Are Subluxations."

By B.J.Palmer D.C., Ph.C.

~ カントリーロード ~

先週末、Thom Gelardiに逢う為彼の家へ向った。

グーグルマップで自分の家から彼の家までの所要時間を調べると、自転車ではおよそ1時間45分かかると出た。

Not Bad...

朝の9時に約束していたので、6時ちょいに家を出る。




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                    鮮やか!




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                  田園に登る朝日





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                涼しげな川を見ながら小休憩




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                    長!!






途中曲がるべき道を通り過ぎたりしたが、何とか9時頃彼の家に到着した。

迎えてくれたThomが一言、

「なに!?自転車で来た??Oh ヒロ、クレイジー!!!」










「ハングリーであれ、愚かであれ。」

 By スティーブ・ジョブズ

~ 決断 ~

これまで、自分はShermanに行く為に突っ走って来た。

それはShermanでカイロプラクティックの本質を学びたいから

そしてShermanに実際行き、講師陣から授業にも度々参加させてもらい、間違いなくここにはそれが在ると実感している。


ただ、自分は何故D.C.に成ることに拘るのか?その目的は何か?

この問いに対する答えをずっと考えて来た。


アメリカでレントゲンを撮って、よりspecificに実践したいから?

D.C.として、リサーチや講師などの分野へ選択肢、可能性を広げたいから?

日本で学位の有る("信頼"できる)カイロプラクターとしてやって行きたいから?



どれも違う。


正直自分にとってD.C.取得と言うのは、自身の虚栄心やその権力への憧れ、周りに特別だと思われたい、認められたいと言う欲望を満たす為のものだった。


Shermanに行き、講師陣やThom Gelardiと接する度に、自分の内に在る本当に求めているもの(目的)がより明確に大きくなって行った。そして自身の稚拙なエゴに対して物凄く嫌気が差した。


Shermanでカイロプラクティックを学びたい。


それだけしか求めてない。


なので、これから聴講生としてShermanに行く事に決めた。



今回相談に乗って頂いた方々。そしてなにより自分の決定を受け入れ、応援してくれる両親に心より感謝します。


本当にありがとうございました。











「この道を行けば どうなるものか 

 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 
 
 踏み出せば その一足が道となる 

 迷わず行けよ 行けばわかる。」

 By 一休 宗純和尚


プロフィール

ISOBE HIROFUMI

Author:ISOBE HIROFUMI
米国のストレートカイロプラクティック大学、シャーマンカレッジへ留学中。

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