〜 カイロプラクティックの未来に朗報!!! 〜

シャーマンカレッジが、カイロプラクティック大学としては世界初となる


コーンビームCT(CBCT)導入を決めた。


医学用語ヘルプによると、

「CBCTはcone-beam CTの略称です。通常のCT装置では、X線は扇状に照射され、その画像データは一次元検出器で読み取られるため、三次元画像を作成するためには、X線を複数回照射したり、検出器を多数並べたりする必要があります。

これに対しCBCTでは、X線を円錐状あるいは四角錐状に照射し、画像データを二次元検出器で読み取るため、X線照射装置を患者さんの周りで1回転させるだけで三次元画像を作成することができます。コーンビームCTとも呼ばれます。」
参照URL
https://minds.jcqhc.or.jp/n/pub/10/pub0060/T0007957




シャーマン学生達は既存のスパイノグラフ (レントゲン)の撮影方法と分析に加え、

CBCTの撮影方法と画像分析も学ぶ。

彼らはヘルスセンターでどちらもプラクティス出来るという事だ。


素晴らしい。





脊椎サブラクセーションを三次元で撮影可能なCBCTは


従来のレントゲン撮影の様に何度もクライアントの姿勢を変える必要は無いし


頚椎領域であれば20-30秒以内に撮影が終わる。


脊椎サブラクセーションを様々な角度から分析出来る為


カイロプラクターはクライアント其々の脊椎サブラクセーションの状態をより詳しく知る事が出来る。


更にはカイロプラクティック画像分析やリサーチ分野、そしてテクニック分野にもCBCTは大きく貢献してくれると期待している。










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参照画像元URL
https://images.app.goo.gl/KSwfNTooXHkWT3c68








背骨の変位により、神経系に異常圧が掛かると


脳と身体の情報交換の質が低下する。


脳から身体へ

今必要な時に

今必要な部位へ

今必要な量の情報やエネルギーが届かなくなる。


脳と身体が快適では無い状態。


CBCTにより脊椎サブラクセーションを更に厳密に分析出来れば


カイロプラクターが脊椎サブラクセーションの状態を「予想して」アジャストする必要も無くなり


結果的にこれまで以上に多くの人が脊椎サブラクセーションから解放されるだろう!



CBCTをカリキュラムに導入するというシャーマンカレッジの英断には


とても熱くなった!!!








〜 カイロプラクティック本来のアイデア 〜

先日カイロプラクティックに熱いシャーマン学生達を誘い、シャーマンカレッジ設立者のDr. トムとその奥様Dr.ベティの御宅を訪問した。


Dr. トムは失われ行くカイロプラクティックの本質を護る為、1973年にシャーマンカレッジを設立された。


それ以来シャーマンカレッジは

「脊椎サブラクセーションを特定、分析し、それをアジャストする」

というカイロプラクティック本来のアイデアを学生達に教えている。



御二人のエネルギーは底無しの様で、カイロプラクターとしての在り方やプラクティス、スパイノグラフ(レントゲン)とパルペーションの違いなどなど


時間が許す限り貴重な話しを僕達に共有して下さった。



カイロプラクティック本来のアイデアが伝えるシンプルで力強い事実


僕達は受精卵の時から、生きるチカラを持っている。


そのチカラは受精卵から細胞分裂を起こし、無数の細胞が協力し合って僕達の身体を創りあげる。


僕達が生まれた時から持っているこの

「命を維持するチカラ」が、

僕達の身体を病や怪我から癒す。



指を少し切ってしまった時、


身体には、血を止め、傷を治すチカラが在ることを僕達は知っている。


風邪を引いた時は身体を発熱させ体内の菌を殺し、発熱の必要が無くなれば自然と元の体温へと戻る。


誰かに教えてもらわなくても、身体は自ら必要な適応反応をする。正常で快適な状態に戻ろうとしている。


身体の健康状態を維持するチカラ、生きるチカラが存在しているからこそ出来る。


そんな生命を維持するチカラをコントロールしているのは脳と身体を繋ぐ


神経系


その中枢に位置するのが脳と脊髄神経という大きな神経の束











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参照元: https://www.google.com/imgres?imgurl=https%3A%2F%2Fi.pinimg.com%2Foriginals%2F41%2Fb6%2Fda%2F41b6da56f4f288abaa4fabe923b0a996.jpg&imgrefurl=https%3A%2F%2Fwww.pinterest.com%2Fpin%2F82894449372724690%2F&tbnid=WGt4ZV1fsFDMAM&vet=1&docid=KC71IUrkvjco3M&w=750&h=1000&q=nervous%20system%20itself&source=sh%2Fx%2Fim
神経系は脳から身体全体に行き届いている。















その大事な脊髄神経を護るのが脊柱 (背骨)


背骨は脊髄神経からあらゆる臓器へと神経線維が伸びる出入り口にもなっている。


その背骨の骨が変位し、神経の出入り口が狭くなり、周囲の軟部組織にも影響を与え、脊髄神経と臓器に繋がる神経線維に異常圧が掛かる。


結果、脳と身体の情報交換の質と神経エネルギー供給に干渉する。


脳と身体のコミュニケーションの質が低下するということは、環境へ対応するチカラ(適応力)が低下するということ。


そして身体は最適/快適な状態から外れる。



この状態を

「脊椎サブラクセーション」

と呼ぶ。




24時間365日働き続けてくれる脳、心臓や肺、胃や肝臓、腎臓や膵臓などなどの臓器は


神経系を介して脳と繋がっている。


背骨はその臓器と脳との連絡通路であり、物理的な干渉が起きるポイントでもある。


カイロプラクターは脊椎サブラクセーションを科学的に分析し、精密な施術によりそれを取り除く。


結果、身体の神経機能の回復と共に脳と身体のコミュニケーションの質が正常化する。


神経エネルギーが脳から身体へ、必要な時に、必要な箇所へ、必要な量が供給される。


命を維持するチカラが身体全体に行き届いている状態と言える。






Drs. トム&ベティの話を聴きながら


眼を輝かせてカイロプラクティックに燃える次世代のカイロプラクター学生達は本当に頼もしい。


彼らの様なカイロプラクティックに熱いカイロプラクターがどんどん増えて


カイロプラクティック本来のアイデアが世に広まれば


多くの人と動物達が脊椎サブラクセーションから解放され


自分本来のチカラを取り戻し、活かす事が出来る。


人生を一層愉しむ事が出来る!


そんな世界の未来は明るい!!















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Drs. ジェラルディを囲んで♫














〜 カイロプラクティック発祥の地へ パーマーカレッジ訪問 〜

先日ナショナルボード パートIVを受ける為

アイオワ州はダベンポートに在るパーマーカレッジを訪問した。

カイロプラクティック発祥の地を初めて訪れる事が出来るとあって、氣分も上がる。





アイオワ州ダベンポート



故郷の札幌を思い出させてくれる様な寒さ(笑)







実際にパーマーカレッジを訪問出来て本当に良かった。



積み上げられて来たカイロプラクティック哲学・科学・芸術の発展の歴史は大学内やパーマー邸を見学しただけでも十分過ぎるほど肌で感じた。






特に校内に建てられたパーマー家の各胸像には、実際にその御遺灰が収められていて


Drs. DDやBJの胸像の前で感じたのは


彼等の「魂」は今も此処に在るという事





カイロプラクターとして身が引き締まる想い。










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カイロプラクティックの創始者 Dr. D.D.Palmer








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Dr.DDの御子息でカイロプラクティックの発展者 Dr. B.J.Palmer










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当時世界でも例を見ないほど膨大な数の脊柱が集められ、研究された。









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Drs. BJ, Mabel, David Palmer が住んでいたパーマーレジデンス (邸宅)は一般公開されている。










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Dr. BJがプライベートのアジャストメントルームとして使っていたが、後に自分の床屋を呼んで髭などを整えてもらう部屋として使用された。










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キューピーはこの頃から有名だったのか••• 笑










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妻のDr. Mabelと共に世界中を旅したBJ。時には五-六ヶ月に及ぶ旅をしていたそうだ。浪漫あるね〜










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Dr. BJは日本も訪れている。上部頸椎テクニックで有名なHole In One (ターグルリコイル) テクニックのアイデアはBJが日本を訪れた際に日本武道からヒントを得たと自身の書 (THE GREAT DEVIDE) に記している。










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並べられている本からも、BJがどんな人物だったのかが垣間見える。










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樹齢三百年の大木だと知らずに切り倒し、あまりに可哀想なので大木丸ごと家のデコレーションに使ったBJ。










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ステンドグラスが美しかった。オフィスの窓にステンドグラスも良いかもな〜










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日本の芸術品がかなり飾られていた。










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パーマーカレッジの校内外に沢山の名言/格言が集められている。











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Dr. DDから直接指導もして頂いた(笑)

















今度はミュージアム見学やアーカイブ資料の研究もしたいな。


I will be back Palmer College!!!
















〜 旅の終わりを告げる鐘 〜

先週遂にクリニックでのインターン実習を修了した。

後はドクター オブ カイロプラクティックのディプローマをシャーマンから受け取るだけ。


終わった実感とかまだ無いな〜


十五ヶ月に渡るクリニックでのプラクティスは、実際に想い描いていた以上の感動が在って


脊椎サブラクセーションが無くなれば、人の身体は円滑にその持てる機能を発揮出来る。


サブラクセーションから解放されて活き活きと自分の人生を創り、愉しむクライアントさん達の姿に


僕達の身体にはまだまだ沢山の可能性が内に秘められているという事実と


その解放をカイロプラクターとして手助け出来ることに


遣り甲斐や生き甲斐を感じた。



沢山のクライアントさんから言われた言葉があって


「私もそうでしたが、カイロプラクティックの事をもっと多くの人が知りたいと想います。

本物のカイロプラクティックがそれを必要とする人達にもっと伝わると良いですね。」


その通りだと想う。


将来皆んなが

カイロプラクティックケアを選択肢の一つに思い浮かべるのが ”普通“ と呼べるような

そんな社会に成れば嬉しいね。






全身の機能を最大限に発揮する為にも、脳と全身のコミュニケーションの質はとても大切な要素である。それは日々の生活の質へも影響する。


脊椎サブラクセーションは脳と全身の連絡に干渉を齎す。


日々のストレスに対応する上でも

病や怪我から回復する上でも

スポーツや仕事のパフォーマンスレベルを考える上でも

自分や家族の健康管理を考える上でも



神経系に干渉が在る状態と無い状態、どちらが自分の身体にとって優しいか、助けに成るかを考えてみる価値は十分在るだろう。




クリニックを終える際には「ベルを鳴らす」というシャーマンの習わしが在って


将来カイロプラクターを目指すという後輩に、自分の終了ベルを鳴らしてもらった。

何だか次の世代にカイロプラクティックのバトンを渡したみたいで、


凄く嬉しいね!


クリニック終了に沢山の友人や講師が駆け付けてくれて祝福してくれた。


涙も出るわな。




沢山の想いと共にシャーマンカレッジを後にした今



シャーマンカレッジと僕に関わってくれた人達に


心から有難うございましたと言いたい。


皆のお陰様で今の僕が在ります。



粋にもシャーマンカレッジから月間最優秀インターンに選出された。


非常に光栄であり


これからのプラクティス開始に向けてとても励みに成ります。



いよいよ来年帰國だ!!












クリニック終了時の写真〜


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集まってくれた友人や講師と














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ターグル道場のメンバーと共に















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Dr. Claraと















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〜 アニマルカイロプラクティックプログラム修了!!! 〜

動物へのカイロプラクティックケア、アニマルカイロプラクティックのプログラム最後の実習を受ける為、テキサス州へ飛んだ。



テキサス州で合計三度行われる実習の中では


犬や馬の本物の脊椎を使い、解剖学、サブラクセーション分析、そしてアジャスト方法を学ぶ。


膨大な数の動物達へセットアップ、チェック&アジャストメントも行う。


今回の実習三日目、







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スパインチェックの為に片道数時間掛けて馬達が続々と運ばれてくる。












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建物や景色に癒される〜











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何処までも続く大地。米國はデカイ
















真夏のテキサスで汗だくになりながら


16人のドクターで、朝から晩まで多くの動物達へのセットアップやチェック&アジャストメントを黙々と行った。


本当に暑かったが、外で汗かいて行うカイロプラクティックは新鮮で面白い。


エアコン付いたオフィスでプラクティスするのとは違う、



なんか野生に還る感覚(笑)


A.C.E.SのDrs. Bill OrmstonとAmy Hayekには、カイロプラクティック哲学と脊椎サブラクセーションを基盤としたアニマルカイロプラクター教育を行われていることに感謝したい。



脊椎サブラクセーションを教えないカイロプラクティック大学がある位だからな・・・情け無い。



来月はアニマルカイロの國試の為に、オクラホマ州へ飛ぶ。


試験の為とはいえ、


今年は米國中を飛び回って年を終えそうだ。











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プロフィール

ISOBE HIROFUMI

Author:ISOBE HIROFUMI
米国のストレートカイロプラクティック大学、シャーマンカレッジへ留学中。

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